楽して生きていきたいやつが書いてるブログ

煩悩の塊なので、「楽に生活する」ための知識を書き連ねます。徒然なるままに。

新卒社畜が映画をベタ褒めする

そうだ、映画観よう。

 

不意に思った23の春。

 

山形で産まれ、神奈川で育ち、首都圏の大学に通い、Iターンで福岡へ。

 

人とはちょっと違った形で、社会人が始まった。

 

一人暮らしに意気揚々としながらも、

寂しさで自らの枕を抱いて寝たり、

 

窓から差し込む朝日を感じながら、

嫌々起床し仕事に向かう。

 

そんな社会人生活が4月、始まった。

 

社会人生活からはや1ヶ月。

 

「めちゃくちゃ仕事辞めたい」

そう思うようになった。

 

採用の仕事がしたいと意気込んだものの、

配属先の家電量販店で働く日々。

 

休憩が取れない、横行するサビ残

無線で終始飛び交うパワハラ紛いの発言。

 

ブラック企業に選ばれてるだけあるなぁと思いながら働いていた。

 

「おれ、なにしてるんだろう?」

 

不意にそう思うようになった。

当然だと思う。

 

採用の仕事とはかけ離れてるのだから。

 

「この仕事も採用の役に立つから。」

と上司に言われたが、正直な話、見当違いもいいところだと思う。

 

仕事ができずに怒られ、

理不尽な客の対応に苛立ち、

ストレスの溜まる日々。

 

休憩が取れないことを相談したら

タイムカードを誤魔化される始末。

(一応残業扱いだから法的にはセーフらしいけど、それでも個人的には釈然としない)

 

酒とタバコの本数が、

 

増える、増える、増える。

 

帰宅して、大好きな祖父母や友人、恋人に電話をかけ、近況報告する時が唯一心が落ち着く時間だった。

 

仕事に嫌気が差し始めたGWの少し前、不意にテレビを買った。

 

東芝が出してる55型のやつ。

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「大きい方が良くね?」

そんな軽いノリで買った。

結論、かなりいい。

 

インスタグラマーがプロジェクターに憧れるように、ひとりぐらしーは大きいテレビに憧れる。部屋を暗くして、間接照明をつけ、甘いお酒を飲みながら、雰囲気と自分に酔う。

 

ちょうどいいサイズのソファーを添えて。

 

そんな雰囲気を提供するテレビの画面はとても綺麗で、人肌や馬の毛並みまで(ちょうど競馬みてた、ちなみに外した)くっきり見えるくらいだった。

 

...本題に入ろう。

 

仕事に疲れた時、不意に映画を観ようと思った。

 

AbemaTVの恋リア(高校生の恋愛ドキュメントみたいなやつ)で、甘酸っぱい気持ちと残り物のおかずを酒で喉に流し込み、ストレスを解消するという行為に終止符を打ちたかった。

 

 

おもむろにAmazonプライムを起動し、

おすすめ欄に不意に現れてきたこいつ。

 

「ちょっと今から仕事やめてくる」

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アマプラ、タイミングが良すぎる。

 

言葉を発しなくてもおれの意図を汲み取るようになったのか。

 

そんななか、部屋を暗くして、

冷蔵庫に入っている黒糖梅酒(近所のやまやで売ってたやつ)をロックで飲み、映画館風にして観た。

 

...良すぎた。かなり良すぎた。

 

ネタバレになるので詳細は書かないが、

福士蒼汰のキャラがいい。ブラック企業に染まりかけた工藤阿須加と、楽観的、陽気な福士蒼汰による対照的な2人のかけあい。

 

吉田鋼太郎のクソ上司っぷりにイライラしながら、ブラック企業の闇を自らの職場と照らし合わせ、共感、共感、涙、涙。

 

精神的に余裕がなくなった工藤阿須加が親に冷たく当たるシーン、不意に実家に帰った際に触れる親の優しさなど、心にズシンと響く部分が多かった。

 

母親の言葉、福士蒼汰の言葉、心に響く言葉がたくさん詰まってる映画。

 

映画の中身もさることながら、エンドロールで流れるコブクロがかなりいい味出してる。

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このブログで多くを語るつもりは無いけれど、

「仕事やめたい」、「新卒だけど仕事がきつい」、

「会社がブラック企業だった」、そう考える人全てに観て欲しい。

 

そう思える映画でした。

 

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